今回は、テンションコードについて、
例えば、
このようなコードがあったとします。
パッと見て、
何じゃこれとなる方がいらっしゃると思います。
ちょっと考えれば、答えられるように、
今回の動画で、やっていきます。
この手のテンションコードを弾けるには、
とりあえず2つ、知識が必要です。
ひとつめは、
このコードネームの仕組みを
理解するということですね。
ちょっと難しい言葉を使うと
コードトーンというのですが、
そのコードトーンとは何なのかを
理解する必要があります。
そして2つめ、
コードトーンとは何かを理解しても
ギターに応用できなければ、
あまり意味がないので、
ギター本体のインターバル
=どこに何の音があるかを
しっかり覚えなければいけませんね。
でも、2つめに関しては、
前回書いてもらったスケール表が
そのまま使えますので、
手元に残っている方は、
ちょっと楽できるかなという感じです。
仕組みとギターへの応用の2つを学んでいきます。
レシピとキッチンのようなもので、
方法はわかっても材料がないと作れないようなもので。
まずは、
トライアド=三和音から攻めてみましょう。
三和音と四和音を今回紹介してみるのですが、
簡単な三和音から。
三和音は、4種類。
C(Major)
Cm(inor)
Cdim(insh)
Caug(ment)
この4種類。
以前したコードの話と重複する部分もあるかと思いますが、
( )の中の文字は、表記されない省略される文字です。
次に、
3和音なので、音が3つあります。レシピです。
これは、まる覚えしてしまいましょう。
1があって、
3はm3かM3、
5はb5か#5、
この違い。
すべてのベースになるところですから、
ノートに書いて、しっかり覚えてください。
Major⇒明るい感じで安定したコード
minor⇒暗い感じで安定したコード
diminsh⇒なんじゃこりゃという感じ⇒不安にさせてMajor,minorで安定させる
augment⇒なんじゃこりゃという感じ⇒不安にさせてMajor,minorで安定させる
英単語と関連付けて覚えるといいかもしれない
Majorは、ポジティブな感じなので、3がMで、1,5はそのまま。
minorは、ポジティブな感じなので、3がmで、1,5はそのまま。
diminshは、減少するという意味なので、3はmで、5もbと覚える。
augmentは、増加するという意味なので、3はMで、5は#と覚える。
三和音(トライアド)については、ここまで。
あとは、ここから派生する音をひたすら覚えていくという感じです。
ヨンセイ和音だったり、
以前に、コードネームの仕組みをやったのを覚えていますか?
例えば、
Cのm、7の9のような。
派生するものって、いっぱいあってたいへんなんですよね。
思いつく限りで、しゃべっていきます。
上の箱は省略して、
左の箱は、1st これはお約束、
次に3rd の箱、ここはm か、ないか、
次、7th の箱は、7 か、M7 。
その下には、
sus4,dim,aug などが入ります。
3rdの箱は、mなら、マイナーを使うよ、
ないときは、メジャーだよ、
というレシピ。
7thの箱は、
ここがヤヤコシイノデスガ、
7なら、マイナーを使うよ、
M7なら、メジャーだよ、
というレシピ。
sus4は、省略して、
dimなら、3rdも5thも減少するよというレシピ。
augなら、3rdはそのままで、つまりメジャー3rdということですね、
5thを#するレシピ。
あとは、これを組み合わせていく。
それとsus4、これもよく見るコードですよね、
sus4は、1,4,5
sus4は、3rdが変化するんですよね。
sus(サスペンデント)には、吊し上げるという意味がある。
サスペンダーなんてありますよね、
まさに吊し上げる。
add9(アドナイン)なんていうのもありますよね。
アドナインは、追加するという意味です。
例えば、
Cadd9なんていうのがあったら、
1,M3,5,9 こんな感じになります。
こんなとこで、どうでしょうか?といいながら、
どんどん話題を追加していますが、
ついでに、9 (ナインス)
C9
コードの基本概念として、
鍵盤を1個ずつ飛ばしていったらどうなるか
という概念があるのですが、
ナイスの場合、
1,3,5,7,9 と9 まで、1個飛ばしで並べちゃってね、
という意味合いになります。
なのでイメージとしては、
C9 は、C(7add)9 という感じですかね、
実際こんな書き方しないんですが。
上の箱は、使わないと言いましたが、
b5 だけ、覚えておきましょう。
これは、名は体を表わすというとおりで、
5度フラットしてねという感じです。
なので、
すでにフラットしているようなdimとかでは使いません。
Cdimb5とは使いません。(すでに5度がフラットしているので)
C7 とかCm のときに使います。C7b5 とかCmb5 のように。
どうしてこのような取り決めになったかは知りませんが、
従いましょう。
汚くなったので、書き直して、
左の箱、下の箱はいいですね。
上の箱は、
11,13,b5 のようにあるのですが、
単純です。
書いてあるままに弾けばいいんですね。
11,13,b5 のほかにも、
b13,#9,b9 などもあります。よく使います。
ここまでの知識で、
だいたいのコードは弾けるはずです、
だいたいのコードは。どうでしょう。
【問題】
例えば、こんなコードがでてきたら、
インターバルで表して大丈夫です。
何度の音を弾けばよいでしょう?
【答え】
1,M3,5,m7,b9,b13 と、
こういう感じです。
1は、⇒C、
M3は、⇒E、
5は、⇒G、
m7は、⇒Bb、
b9は、⇒Db、
b13は、⇒Ab。
講師が、
b13がスラッと出てこないと、
ギターを持ち出して、
Ab とやっていたが、
なぜ?
どうしてスラスラ出てくる?
インターバルの表に書いてもわからなかったぞ。
悲しい。(そのうちピタッとつながるのか?)
わかった、理解したというレベルでは全くなく、
やっとインターバルの表に書くことができた、
それも、かなりの時間をかけて・・・。
なさけない・・・どうすればスラスラと出てくるのか?
パッと出てこなくても別にいいと思います、
ということでしたので・・・さほど気にせずに・・・。
考えたら、わかる、程度でよいそうです。
【問題】その2
これは、よく使うコードです。
【解答】
1,m3,b5,m7
という答えを考えたら、問題が間違っていたそうで、
【問題】その2(訂正)
【解答】
1,m3,b5,M7
⇒正解でした。
1⇒C
m3⇒Eb
b5⇒Gb
M7⇒B
何となく理解できましたでしょうか?
今回のは難しくて、イヤになっちゃいますね。
(難しい内容なのだということで助かった)
レシピは、
このぐらいにして、
実際、ギターに応用できないと何にもならないので、
つぎに
インターバルの表を書いていきます。
Cで。
このように数字だけ書き込んでみました。
本当はマイナーだとかメジャーだとか
(1,m2,M2,m3,M3.4,b5,5,m6,M6,m7,M7 と
書けばよいのだが、ということのようですが・・・)
C といわれたら、
これは、単純に、
1,M3,5 と弾けばいいよ、と。
1,M3,5 といっても、
たくさんあるじゃないですか?
どこを弾いてもいいんですよね。
それぞれが、
それっぽくなっていれば、OKみたいな、
それが、また、難しいところなんですがね。
例えば、ここ
こんな感じで押さえると、
おそらく皆さんご存知のCの音。
こんな感じにしても、
あっ、押さえたことあるっていう
フォームになりますよね。
で、少しマニアックなフォームを使うと、
こんなのも、もちろんあり得るわけです。
また動かしていくと、
このフォームは押さえたことがあると思います。
こんな感じでやっていくんですね。
ちょっと難しくしましょう。
C7(b5) というコードネームがありました。
1,M3,b5,m7 なので、
前回押さえたフォームから、
7 をm に、
1 と3 は、そのまま、
5 をb5 に、
すると、こうなります。
ちょっと、人として不可能ですよね。
できるかな?(押さえられない)
ので、どこかしら省略していくわけですよね。
自分だったら、
ここと、ここを省略して、
こんな感じで押さえちゃおう、とか。
アイデアを出していく感じです。
ボイシングっていうんですけど、
どこのどの部分を抽出すればいいかなっと。
どこを省略すればいいかなっと。
どこのポジションをチョイスすればいいか。
そういったことをする技術とか・・・、
何となく、わかりますか?
ほかにも、考えてみましょうか?
C7(b5) なので、
1,3,b5,m7 をこのように置いてみます。
って、やっていくと、
わけのわからないフォームが出来上がったので、
これをどうブラッシュアップしていくか?
これとこれをはずして、
すると、フォームが出来上がるわけです。
何となく、わかりましたでしょうか?
もちろん、これはこれで、正解なんですが、
ふたを開けていくとですね、
B5 を押さえたいんですよ。
で、
1と3とm7とb5。
これ、結構使えますね。
あんまり、見たことないかもしれませんが、
こうやって、コードをさぐっていくわけですね。
ボイシング。
ちょっと難しいですけど、
でも、何となくわかっていただけたと思うんですけども。
どうでしょうか。
コードネームのそのレシピを知って、
その場所、どこに何の音があるかの
インターバルをしっかり理解する。
とりあえず、このふたつだけあれば、
コードネームどおりの和音がつくれるかなと思います。
少し時間は必要かとは思いますが、
ここをこうして、ここをこうしてとかやって、
できると思います。
そして、さらにこの知識をブラッシュアップして、
もっともっとうまくなりたいぜtっていう方はですね、
この組み合わせをたくさん知ることです。
ん~、先程いったボイシング、
1、3、5っていってますけど、
その並べ方もたくさんあるんですけども、
どんな種類があるのか、
どんな押さえ方があるのか、
どんな並べ方をしたら、やりやすいか、
どんな響きになるか、というのはですね、
コピーをして覚えていくわけですね。
そこで最後にボクがおすすめしたいのは、
ボサノバです。
ボクがこのようなテンションコードに強くなったのは、
ボサノバがきっかけだと思うんで、
みなさんに、ボサノバをおすすめさせていただいて、
この動画は終わりにさせていただこうかなと、
結局最後は、丸投げのようになってしまいますけども、
ぜひ、おすすめです。やってみてください。
例えば、イパネマの娘という曲があるんですけど、
あれとか、FM7 からはじまり、G7(13) 、G7(b13) 、Gm7 、F#7b5 、FM7 、
って、今回の知識がそのままコードネームとして出てくる曲。
イパネマの娘とか、
おいしい水とか、
トレステーザ(?)とか、
フェイシャージ(?)とか、
結構いろいろなスタンダードがありますので、
ウェイブとかも、いろいろなコードが出てきていいですね。
そのへんをコピーしていただけると、
知識がまた、2倍3倍と理解が深まるかと思います。
次回は、ダイアトニックコードというものに
チャレンジしていきたいと思います。
このへんから、作曲とかにも役立ってくるし、
スケールをもっと理解する上でも役立ってくると思いますので、
ダイアトニックコードも是非
興味のある方はチャレンジしてみてください。
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