2013年7月6日土曜日

腰掛庵 ぷるぷるの「わらびもち」


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和菓子/お取り寄せ和菓子

わらびもちに導かれ「腰掛庵」山形県天童市

デパ地下で購入したプルプルのわらびもち。ああ、美味しい。と包みを見たら山形県天童市の「腰掛庵」とありました。ここは毎年さくらんぼを送ってくれる友人の住んでいる場所。色々な縁を感じて早速天童市へ!
執筆者:原 亜樹子
更新日:2007年10月01日
この記事の担当ガイド

都内のデパートで購入したぷるぷるのわらびもち。ああ、美味しい。どこのもの? と包みを見たら山形県天童市の「腰掛庵」(こしかけあん)とありました。天童市といえば、毎年さくらんぼを送ってくれる友人の住んでいる場所。縁を感じて早速天童市を訪ねてきました!

(目次)
P1 「腰掛庵」と「醸まん(じょうまん)」
P2 わらびもち・だだわらび・だだ絞り・粉雪のようなかき氷
P3 栗そのものの栗名月・こどら、店舗・お取り寄せ情報

「醸まん(じょうまん)」からスタートした「腰掛庵」

腰掛庵
「腰掛庵」
明治時代の蔵を利用
平成2年2月に、たった1種類の酒まんじゅう「醸まん(じょうまん)」からスタートした「腰掛庵」。現在のお店は、明治8年に建てられた自宅の蔵をそのまま利用したものです。

醸まん
「醸まん」
お月見の時期はうさぎの姿も。
ご主人が地元の酒造勤めということもあり、日本酒に精通していた腰掛庵の代表、仲野和子さんが考案した「醸まん」は、極上の甘酒そのものの豊かな香りと味わい。吟醸酒とその酒粕だけで練り上げた生地で自家製のこし餡(あん)を包み、蒸したものです。

良質の素材を用いて、手間暇を惜しまず作る腰掛庵のお菓子。それが美味しさにつながると分かっていても、お店を経営する側からすると簡単なことではないはずです。

蔵
趣のある喫茶室
「腰掛庵」は入り口近くに販売スペースがあり、その奥は大きな囲炉裏と4脚のテーブルが置かれた蔵座敷の喫茶室。歴史を感じさせる蔵の姿そのままの2階は、飲食はできませんが見学可能となっています。

庭
趣ある腰掛庵の庭

ぷるぷるの「わらびもち」

わらびもち
ぷるぷるのわらびもち!
(※写真は手土産にしたもの)
私を天童市の「腰掛庵」へ導いてくれた「わらびもち」。本わらび粉で作られたぷるぷるのわらびもちを引き立てるのは、深炒り黒大豆のきなこの香ばしさ。適温で供される出来たてのわらびもちは格別の味わいです。

だだわらび
だだわらび
このほか、こし餡(あん)を包んだ「わらびまんじゅう」、季節限定で、餡で包んだ苺入りの「いちごわらび」、だだちゃ豆の餡を包んだ「だだわらび」、柚子風味のわらびもちでこし餡を包んだ「柚子わらび」が作られています。緑がうっすら透けて見える「だだわらび」は、新鮮なだだちゃ豆が豊富に手に入る土地ならではの美味しさ。

だだ絞り
「だだ絞り」
中にはこしあん
だだちゃ豆の美味しさをより堪能できるのが「だだ絞り」。こし餡をだだちゃ豆の餡で包み、茶巾に絞ったものです。

さらにお勧めしたいのは、夏季に喫茶室でのみ楽しむことのできる「かき氷」。驚くほど肌理の細かい、粉雪のようにふわふわの氷です。「宇治金時みるく」「宇治しるこみるく」「黒みつみるく」など、魅力的なメニューが並ぶ中、私が注文したのは「木いちごとすぐり みるく」。自家製の甘酸っぱいシロップとミルクの優しい甘さがとても良く合っていました。


丁寧な手作業の賜物「栗名月」「こどら」

栗名月
栗名月
秋だけの「栗名月」。使っているのは国内の契約農家から届く、防虫加工を施していない栗。この栗を毎日丁寧に手で剥き、砂糖とともに練り上げ、こし餡を包んで形作ります。これほど栗の香りの生きたお菓子に出会えることはあまりないかもしれない、と一口一口大切に味わいました。

こどら
手の平で包めるほどの
「こどら」
最後にご紹介する「こどら」は、手の平で包めるほどの小さなどらやきです。注文に応じて挟んでくれるみずみずしい粒餡がふんわりした生地と良く合います。

「山形の美味しい果物を使ったお菓子も作りたい。例えば、ラ・フランスの本当の食べ頃はほんの一瞬。その瞬間の味わいをお菓子で表現したい。」と語る仲野さん。首を長くして待ちたいと思います。喫茶室のテーブルには、店を訪ねた方々が「一言」を残していったノートが積まれていました。「私の宝物です」と優しく微笑む仲野さん。お菓子にはお店の方の人柄が反映されるものだと、色々なお店を訪ねるたび、思います。

<店データ>
■腰掛庵
所在地:山形県天童市北目1-6-11
TEL:023-654-8056
FAX:023-653-3962
営業時間(夏季):
【販売】9:30~:18:00
【喫茶室】9:30~17:30(ラストオーダー17:00)
営業時間(冬季):
【販売】9:30~:18:00
【喫茶室】9:30~17:00(ラストオーダー16:30)
定休日: 月(祭日の場合は営業。翌水が代休。)
地図:Yahoo!地図情報
◆お取り寄せ方法:
電話またはFAXにて注文。お菓子代の他、送料(クール便)、代金引換手数料が必要。(但し、郵便振込の場合は手数料なし)
※基本的に全てのお菓子がお取り寄せ可能。
※わらびもちは到着日、その他生菓子は到着の翌日が消費期限。
◆本店以外の販売場所(2007年9月現在)
【わらびもち販売場所】
「日本橋高島屋」(水・金・土曜日)
「立川高島屋」(日曜日※夏季のみ販売)
「新宿高島屋」(金曜日)
「柏高島屋」(水曜日)

【醸まん販売場所】
「株式会社 市川島屋」(土曜日) 
千葉県市川市鬼高1-1-1コルトンプラザ内
「有限会社 千葉島屋」(土曜日)
千葉県千葉市若葉区みつわ台3-14-28
「掛田商店」(水曜日) 
神奈川県横須賀市鷹取2-5-6

◆予算一例:
【通年販売】
「醸まん」1個150円(化粧箱入り詰合せあり)
「わらびもち」喫茶1皿(麦茶付)480円
持ち帰り用は小箱630円、大箱1,260円
「わらびまんじゅう」1個160円
「だだ絞り」1個220円
「こどら」1個150円
【季節のお菓子】
「栗名月」1個230円
「柚子わらび」1個220円
「だだわらび」1個220円
かき氷「木いちごとすぐりみるく」(喫茶のみ)630円
「冷吟醸甘酒」1杯150円

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