2012年12月30日日曜日

【プチ音楽理論講座Vol.9】ダイアトニックコードを覚えよう(学習ノート)

http://www.youtube.com/watch?v=wURkqQPRH9o
ダイアトニックコードを一緒に勉強してみたいと思います。
今まで、インターバルとか、
テンションコードとか、
スケールとか、
いろいろ難しい話はつづきましたけれども、
今回のダイアトニックコードはですね、
直接、作曲に役立ったり、
耳コピーに役立ったりするので、
ここまできたからには、もうひと頑張り、
勉強していただいてですね、
知識を立体的なものにしていただければ、
うれしなという感じでございます。

ダイアトニックコードって、そもそも何やねんということですが、
特別な種類のコードじゃないということを意識してください。
勘違いしないでください。

今まで、メジャーコード、マイナーコード、オーギュメントコードとか、
いろいろなコードの種類をやりましたけれども、
そのなかに、ダイアトニックコードというものがあるわけ、
じゃないです。

それぞれのメジャーコード、マイナーコードに対しての、
考え方として、ダイアトニックコードというものがあるんですね。

そこだけ、勘違いせずに、すすめていただけるとうれしいです。

そして、さらに、内容がおさらいになってしまうのですが、

key がCで、
C Major Scale で構成された、明るい曲があったとします。

C Major Scale 覚えてますかね、インターバル、
1,M2,M3,4,5,M6,M7,1,M2,M3 ・・・・とつづくわけですよ、
1 がCなのでド、
あとは、レミファソラシドレミファ・・・と、
何となく、
鍵盤があった方がイメージしやすいかなと思いますけれども、
このピアノの白鍵だけを使うということですよね。
この白鍵を弾いているだけで、
C Major Scale を弾いていることになるわけです。

この白鍵の部分だけを使って、
どんなコードがつくれるかなと考えてわりだしたのが、
ダイアトニックコード。

いろいろ細かいルールがあるんですけれども、
1個飛ばしで考えていきます。
どういうことかというと、まずドから考えてみましょう。

ドの音からスタートして、1個飛ばしなので、
レを飛ばして、ミの音、
ファの音を飛ばして、ソ、
すると、ドミソというコードが一つ完成しました。

今度は、
レからスタートして、レファラっていうコードができました。
これで、2つめのコード。

同じように、
ミソシ、ファラド、ソシレ、ラドミ、シレファっていう感じで、
コードをわりだしていくわけです。

1個飛ばしというルールがあるから、
ドとレとソとか、ドとファとシとか、
こういったことは、なし。
基本的には、1個飛ばし。

そうすると、
7つのコードがわりだせます。
C,
Dm,
Em,
F,
G,
Am,
Bdim
本当は、4和音で考えなければいけないんです。
CM7,
Dm7,
Em7 だったりするんですけれども、
7(セブンス)は、
ボクの中で、あまり意味をなさないので、
ちょっと省略、ハショリます。

3和音で考えていきます。
話が戻って、
key が、Cのときのダイアトニックコードは?
といわれたら、
C,Dm,Em,F,G,Am,Bdim 。
このコードのグループのことを
ダイアトニックコードといいます。
本当はセブンスがつくんですけれども、
そこは今回はハショッテいます。
気になれば、ちょっと調べてください。

このダイアトニックコード、
何が便利かというと、
これだけで、結構、いろいろ出来てしまうんです。

曲を、そもそも曲をつくってしまうことが簡単になってしまう。

key がC のとき、
C,Dm,Em,F,G,Am,Bdim この7つのコードができる。
って、どういう風に曲をつくることができるかというと、
このへんのコード(C,Dm,Em,F,G,Am,Bdim)を
好きにバーと並べていけば、
それっぽい仕上がりになってしまうんですよ。

で、もし、
手持ちの楽譜や、特に歌本とかあれば、
ベストですね。

お手持ちの楽譜のコードを
いろいろ調べてみてください、
するとですね、
この中(C,Dm,Em,F,G,Am,Bdim)の
コードしか使っていないコードとか、
このコードばっかり使っているコードとか、
絶対見つかるはずです。

で、スピッツのチェリーとか、あるじゃないですか、
こんな感じなんですよ、
C,Dm,Em,F,G,Am,Bdim の中にあるコードしか、
使っていないじゃないですか、

サビの部分にしても、
こんな感じです。

ダイアトニックコードしか使ってない、
というのが何となく、
おわかりいただけるかと思います。

これは、
スピッツのチェリーだけが、
こういうことをやっているというわけではなくて、
こんな曲は、ザラにあります。

そん中でですね、
自分で曲をつくるときに、
ちょっとコードを拝借したりとか、
かっこいいなと思ったコードを覚えておいて、
自分で曲をつくるときに
つかってみたりするわけですね。

そんな感じでみていくと、
知識というか、実感が広がると思うのですが、
いかがでしょうか?

これが、まず、
ひとつめのダイアトニックコードの
便利なポイント。

そのつぎ、
耳コピーにどう役立てるのか?という話
になるんですけれども、

ちょっと、key を変えて考えてみましょう。
例えば、
key が、D の曲があったとします。

え~、key がD ということは、
1度のところが、レ、
ミファ#、ソラシド#、と7つの音が出てきて、
どんなコードがわりだせるかな、というと、
こんなコードが、わりだせます。
D,Em,F#m,G,A,Bm,C#dim 。
 
E も、やってみましょう。
key が、E の曲がありました。
1 のところに、ミの音、
ファ#ソ#、ラシ、ド#レ#、
という感じですね。
 
で、コードをわりだしてみると、
こんなコードになります。
E,F#m,G#m,A,B,C#m,D#dim 。
 
もうひとつぐらい、やってみましょうか?
F は、飛ばして、G 。
 
1 のところに、ソの音を入れて、
ラシドレミファ#、
で、コードをわりだすと、
 
こんなコードになります。
G,Am,Bm,C,D,Em,F#dim 。
 
こう見てみると、何か気づきませんか?
何もつかない、m、m、何もつかない、何もつかない、m、dim 。
ということに、気づいていただけると、うれしいですけど、
どうでしょうか?
 
これですね。
それぞれのコードの役割が一緒なんです。
ん~、
ここの列のコードを1度のコードとします。
そして、
2,3,4,5,6,7 。
本当は、ローマ数字で表すんですけども、
ローマ数字で表すと、
ボクは、わからなくなるので、
ⅣとⅥの区別がつかなくなるので、
普通にアラビックでいきます。
 
1のコードの役割が一緒なんですよ、
意味わかんないですよね、
全然わかんないっすよね。
 
役割が一緒、
key が、G のときのGコードは、
1度っていう言い方をして、
非常に安定した響きがします。
おわったっていう感じもするし、
明るい感じもするし、
一番最初にもってきても、
バランスよくはじまるし、
それが、1度のコードの特徴です。
 
key が、E だったら、E がそれに該当するし、
key が、D だったら、D がそれに該当するし、
コードネームは、違えども、
役割は全部一緒なんです。
 
例えば、ほかにも、
5度のDだとするじゃないですか、
5度のコードっていうのは、
1度のコードに行きたくなる性質を
持ってるっていうセオリーです。
 
まあ、実際は1度に行くって限らないんですけども、
まあ1度に行く、
ドミナントモーションっていう言い方をするんですが、
1度に行きたくなる性質をもっています。
これは、key がかわっても同じです。
 
だから、逆にいうと、
このGと、(key がGのG)
このG、(key がCのG)
同じGですが、役割が違う。
 
耳コピーとかするときは、別のコードと考えた方がよい。
 
実際に弾いて、比べてみると、
key がGのときに、最後にGをもってくると終わったという感じがする。
key がCのときに、最後にCをもってきても同じ感じがするのに対して、
別のコードでは、終わった感じにならない、1度のコードに共通している。
 
key が変われば、コードネームはかわるんですが、
1度のコード、2のコード、3のコード、4のコードと、
ダイアトニックコードの場合、役割はかわらないので、
コードネームをそんなに気にすることなく、
曲を見ることができるというわけです。
 
なんとなく、おわかりでしょうか?
 
これが、ダイアトニックのよいところかなっと。
勿論、ボクは、
key が何なら、何と何と何・・って、コードもわりだして、
ダイアトニックをパッと書いてますけども、
もうこれは慣れの話です。
 
最初は、こうスケールをわりだして、
マイナーつけたり、ディミニッシュつけたりと、
E のダイアトニックってなんだろうって、
考えたとき、少し時間かかると思うんですけれども、
とはいってもギターで使うキーなんて、
6個、7個、5個ぐらいなので、
あとは、F とA ぐらいですよね。
 
本当に5個か6個ぐらい、bとかついたら別ですけど、
まあ、6個ぐらいなので、いろいろ書いてたりすれば、
すぐに覚えられるかなと思います。
 
これが、ダイアトニックコードのメリット2です。
 
1の役割を覚えれば、key がわからなくても、
今1だなっと、
4の響きの感じを覚えることができれば、
key がわからなくても、
今4のコードに行ったなという風に、
なるわけです。
 
ユーストリーム(?)でも、
何回かその話をしているのですが、
なれてくると、それができる。
 
key がわからないときは、
少しkey を探さなければならないけども、
 
曲を聞いただけで、
あっ、今4、5,3,6、行って、2行って、次1行って、
という具合に曲を聴くことができるので、
耳コピーにも役立つかなっと、いう感じです。
 
 【おさらいをしますと】
ダイアトニックコードというのは、
それぞれのメジャースケールですね、
を使ってどんなコードがつくれるかな、
ってわりあてて、できたコードのことです。
それぞれのkey に対して、7個ずつあります。
で、1個めと4個めと5個めは、
マイナーはつかない。
2個めと3個めと6個めは、マイナーがつく。
7個めは、ちょっと特別に、
ディミニッシュっていう名前がつきますと、
そんな感じです。
 
で、key がかわっても、1度の役割はかわらないし、
2度の役割もかわらないし、
それぞれコードネームは違えど、
役割は一緒っていうこと。
 
そのへんを念頭に置いて、
覚えていただければ、うれしいかなっと。
 
良ければ、
手持ちの楽譜を、片っ端から、
ダイアトニックコードをわりだして
やってみてください。
 
そうすると、ほとんどの曲が、
ダイアトニックコードばっかり、
ばっかり?
何て言えば良いんだろう?
 
ほとんどの曲は、ダイアトニックで
基本的に構成されているはずです。
 
問題は、トニックコードといって、
ダイアトニックに属さないコードを
使うときもあるんですが、
 
だいたいの曲が、
ダイアトニックコードをもとに
つくられているわけでございます。
 
それに、気づけると、
ボクとしては、うれしいかな。

Ibanez UEW20SGE を買ってきた

Ibanez UEW20SGE を買ってきました。
メーカー希望価格のままの価格で、
ハードケース付(ソフトケースで充分ですが)
以下の内容を勝手に転載しました。(申し訳ありません)

オベーションアプローズのウクレレを買おうかと計画しましたが、
いろいろ見ていたら、ルナのマーチンをコピーしたウクレレもほしくなって、
でも7万円程だすほどの腕でもないので、実物も見れないし、
楽器屋さんに行ったら、アイバニーズのウクレレが目に入って、
店の人に聞いてみたら、すすめてもらって、買いました。
綺麗だし、気に入りました。頑張って練習しよう。

 

http://blogs.yahoo.co.jp/tube1957/3366342.html
イバニーズのコンサートです
ピックアップクとチューナー内臓
2万円でおつりがきました
仕上げ綺麗です
14Fジョイントコンサートサイズ
ネックが長くて押えやすいです
もうソプラノを弾く気がしません
こんなウクレレです
Ibanez UEW20SGE
メーカー希望価格 26250円
実売価格 19680円
材質
ボディ:マンゴー合板
ネック:マホガニー
ブリッジ・指板:ローズウッド
ペグ:Grover
ナット・サドル:プラスチック
アンダーサドルピックアップ内臓
プリアンプ /チューナー:UK-300T
ボタン電池:CR2032×2
重量:630g  重い! 頑丈!

2012年12月29日土曜日

【プチ音楽理論講座Vol.8】テンションコードを理解する(学習ノート)

http://www.youtube.com/watch?v=6RllqYKZwW8&feature=relmfu
今回は、テンションコードについて、
例えば、
このようなコードがあったとします。
 
パッと見て、
何じゃこれとなる方がいらっしゃると思います。
 
ちょっと考えれば、答えられるように、
今回の動画で、やっていきます。
 
この手のテンションコードを弾けるには、
とりあえず2つ、知識が必要です。
 
ひとつめは、
このコードネームの仕組みを
理解するということですね。
 
ちょっと難しい言葉を使うと
コードトーンというのですが、
そのコードトーンとは何なのかを
理解する必要があります。
 
そして2つめ、
コードトーンとは何かを理解しても
ギターに応用できなければ、
あまり意味がないので、
ギター本体のインターバル
=どこに何の音があるかを
しっかり覚えなければいけませんね。
 
でも、2つめに関しては、
前回書いてもらったスケール表が
そのまま使えますので、
 手元に残っている方は、
ちょっと楽できるかなという感じです。
 
仕組みとギターへの応用の2つを学んでいきます。
 
レシピとキッチンのようなもので、
方法はわかっても材料がないと作れないようなもので。
 
まずは、
トライアド=三和音から攻めてみましょう。
 
三和音と四和音を今回紹介してみるのですが、
簡単な三和音から。
 
三和音は、4種類。
C(Major)
Cm(inor)
Cdim(insh)
Caug(ment)
この4種類。
以前したコードの話と重複する部分もあるかと思いますが、
( )の中の文字は、表記されない省略される文字です。
 
次に、
3和音なので、音が3つあります。レシピです。
これは、まる覚えしてしまいましょう。
1があって、
3はm3かM3、
5はb5か#5、
この違い。
 
すべてのベースになるところですから、
ノートに書いて、しっかり覚えてください。
 
Major⇒明るい感じで安定したコード
minor⇒暗い感じで安定したコード
diminsh⇒なんじゃこりゃという感じ⇒不安にさせてMajor,minorで安定させる
augment⇒なんじゃこりゃという感じ⇒不安にさせてMajor,minorで安定させる
 
英単語と関連付けて覚えるといいかもしれない
 Majorは、ポジティブな感じなので、3がMで、1,5はそのまま。
minorは、ポジティブな感じなので、3がmで、1,5はそのまま。
diminshは、減少するという意味なので、3はmで、5もbと覚える。
augmentは、増加するという意味なので、3はMで、5は#と覚える。
 
三和音(トライアド)については、ここまで。
 
あとは、ここから派生する音をひたすら覚えていくという感じです。
ヨンセイ和音だったり、
 
以前に、コードネームの仕組みをやったのを覚えていますか?
例えば、
Cのm、7の9のような。
派生するものって、いっぱいあってたいへんなんですよね。
 思いつく限りで、しゃべっていきます。
上の箱は省略して、
左の箱は、1st これはお約束、
次に3rd の箱、ここはm か、ないか、
次、7th の箱は、7 か、M7 。
その下には、
sus4,dim,aug などが入ります。
 
3rdの箱は、mなら、マイナーを使うよ、
ないときは、メジャーだよ、
というレシピ。
7thの箱は、
ここがヤヤコシイノデスガ、
7なら、マイナーを使うよ、
M7なら、メジャーだよ、
というレシピ。
sus4は、省略して、
dimなら、3rdも5thも減少するよというレシピ。
augなら、3rdはそのままで、つまりメジャー3rdということですね、
5thを#するレシピ。
あとは、これを組み合わせていく。
 
それとsus4、これもよく見るコードですよね、
sus4は、1,4,5
sus4は、3rdが変化するんですよね。
sus(サスペンデント)には、吊し上げるという意味がある。
サスペンダーなんてありますよね、
まさに吊し上げる。
 
add9(アドナイン)なんていうのもありますよね。
アドナインは、追加するという意味です。
例えば、
Cadd9なんていうのがあったら、
1,M3,5,9 こんな感じになります。
 
こんなとこで、どうでしょうか?といいながら、
どんどん話題を追加していますが、
 
ついでに、9 (ナインス)
C9
コードの基本概念として、
鍵盤を1個ずつ飛ばしていったらどうなるか
という概念があるのですが、
 ナイスの場合、
1,3,5,7,9 と9 まで、1個飛ばしで並べちゃってね、
という意味合いになります。
 
なのでイメージとしては、
C9 は、C(7add)9 という感じですかね、
実際こんな書き方しないんですが。
 
上の箱は、使わないと言いましたが、
b5 だけ、覚えておきましょう。
これは、名は体を表わすというとおりで、
 5度フラットしてねという感じです。
 
なので、
すでにフラットしているようなdimとかでは使いません。
Cdimb5とは使いません。(すでに5度がフラットしているので)
C7 とかCm のときに使います。C7b5 とかCmb5 のように。
 
どうしてこのような取り決めになったかは知りませんが、
従いましょう。
 
汚くなったので、書き直して、
左の箱、下の箱はいいですね。
上の箱は、
11,13,b5 のようにあるのですが、
単純です。
書いてあるままに弾けばいいんですね。
 11,13,b5 のほかにも、
b13,#9,b9 などもあります。よく使います。
 
ここまでの知識で、
だいたいのコードは弾けるはずです、
だいたいのコードは。どうでしょう。
 
【問題】
例えば、こんなコードがでてきたら、
インターバルで表して大丈夫です。
何度の音を弾けばよいでしょう?
 
【答え】
 1,M3,5,m7,b9,b13 と、
こういう感じです。
1は、⇒C、
M3は、⇒E、
5は、⇒G、
m7は、⇒Bb、
b9は、⇒Db、
b13は、⇒Ab。
 
講師が、
b13がスラッと出てこないと、
ギターを持ち出して、
Ab とやっていたが、
なぜ?
どうしてスラスラ出てくる?
 
インターバルの表に書いてもわからなかったぞ。
悲しい。(そのうちピタッとつながるのか?)
わかった、理解したというレベルでは全くなく、
やっとインターバルの表に書くことができた、
それも、かなりの時間をかけて・・・。
なさけない・・・どうすればスラスラと出てくるのか?
 
パッと出てこなくても別にいいと思います、
ということでしたので・・・さほど気にせずに・・・。
 
考えたら、わかる、程度でよいそうです。
 
【問題】その2
これは、よく使うコードです。
【解答】
1,m3,b5,m7
という答えを考えたら、問題が間違っていたそうで、
【問題】その2(訂正)
【解答】
1,m3,b5,M7
⇒正解でした。
1⇒C
m3⇒Eb
b5⇒Gb
M7⇒B
 
何となく理解できましたでしょうか?
今回のは難しくて、イヤになっちゃいますね。
(難しい内容なのだということで助かった)
 
レシピは、
このぐらいにして、
実際、ギターに応用できないと何にもならないので、
つぎに
 
インターバルの表を書いていきます。
Cで。
このように数字だけ書き込んでみました。
本当はマイナーだとかメジャーだとか
(1,m2,M2,m3,M3.4,b5,5,m6,M6,m7,M7 と
書けばよいのだが、ということのようですが・・・)
 
C といわれたら、
これは、単純に、
1,M3,5 と弾けばいいよ、と。
1,M3,5 といっても、
たくさんあるじゃないですか?
どこを弾いてもいいんですよね。
それぞれが、
それっぽくなっていれば、OKみたいな、
それが、また、難しいところなんですがね。
 
例えば、ここ
こんな感じで押さえると、
おそらく皆さんご存知のCの音。
 
こんな感じにしても、
あっ、押さえたことあるっていう
フォームになりますよね。
 
で、少しマニアックなフォームを使うと、
こんなのも、もちろんあり得るわけです。
 
また動かしていくと、
このフォームは押さえたことがあると思います。
 
こんな感じでやっていくんですね。
 
ちょっと難しくしましょう。
C7(b5) というコードネームがありました。
1,M3,b5,m7 なので、
前回押さえたフォームから、
7 をm に、
1 と3 は、そのまま、
5 をb5 に、
すると、こうなります。
ちょっと、人として不可能ですよね。
できるかな?(押さえられない)
 
ので、どこかしら省略していくわけですよね。
自分だったら、
ここと、ここを省略して、
こんな感じで押さえちゃおう、とか。
アイデアを出していく感じです。
 
ボイシングっていうんですけど、
どこのどの部分を抽出すればいいかなっと。
どこを省略すればいいかなっと。
どこのポジションをチョイスすればいいか。
そういったことをする技術とか・・・、
何となく、わかりますか?
 
ほかにも、考えてみましょうか?
 
C7(b5) なので、
1,3,b5,m7 をこのように置いてみます。
って、やっていくと、
わけのわからないフォームが出来上がったので、
これをどうブラッシュアップしていくか?
これとこれをはずして、
すると、フォームが出来上がるわけです。
 
何となく、わかりましたでしょうか?
もちろん、これはこれで、正解なんですが、
ふたを開けていくとですね、
B5 を押さえたいんですよ。
で、
1と3とm7とb5。
これ、結構使えますね。
あんまり、見たことないかもしれませんが、
こうやって、コードをさぐっていくわけですね。
 
ボイシング。
ちょっと難しいですけど、
でも、何となくわかっていただけたと思うんですけども。
 
どうでしょうか。
コードネームのそのレシピを知って、
その場所、どこに何の音があるかの
インターバルをしっかり理解する。
とりあえず、このふたつだけあれば、
コードネームどおりの和音がつくれるかなと思います。
少し時間は必要かとは思いますが、
ここをこうして、ここをこうしてとかやって、
できると思います。
 
そして、さらにこの知識をブラッシュアップして、
もっともっとうまくなりたいぜtっていう方はですね、
この組み合わせをたくさん知ることです。
ん~、先程いったボイシング、
1、3、5っていってますけど、
その並べ方もたくさんあるんですけども、
どんな種類があるのか、
どんな押さえ方があるのか、
どんな並べ方をしたら、やりやすいか、
どんな響きになるか、というのはですね、
コピーをして覚えていくわけですね。
 
そこで最後にボクがおすすめしたいのは、
ボサノバです。
ボクがこのようなテンションコードに強くなったのは、
ボサノバがきっかけだと思うんで、
みなさんに、ボサノバをおすすめさせていただいて、
この動画は終わりにさせていただこうかなと、
結局最後は、丸投げのようになってしまいますけども、
ぜひ、おすすめです。やってみてください。
例えば、イパネマの娘という曲があるんですけど、
あれとか、FM7 からはじまり、G7(13) 、G7(b13) 、Gm7 、F#7b5 、FM7 、
って、今回の知識がそのままコードネームとして出てくる曲。
イパネマの娘とか、
おいしい水とか、
トレステーザ(?)とか、
フェイシャージ(?)とか、
結構いろいろなスタンダードがありますので、
ウェイブとかも、いろいろなコードが出てきていいですね。
そのへんをコピーしていただけると、
知識がまた、2倍3倍と理解が深まるかと思います。
 
次回は、ダイアトニックコードというものに
チャレンジしていきたいと思います。
 
このへんから、作曲とかにも役立ってくるし、
スケールをもっと理解する上でも役立ってくると思いますので、
ダイアトニックコードも是非
興味のある方はチャレンジしてみてください。