ギターエピソード集~ギタースケールはたくさん~ | |
http://www.one-0.com/g-scale.html 私が独学で音楽理論を勉強し始めた時、最初にギタースケール というものにぶつかりました。 基本的なペンタトニックについてはある程度ポジションは知っていたので、他のスケールも同じようにポジションだけでも覚えようとギタースケール 大全集みたいな本を買ってきてスケール練習をはじめたのを今でも覚えています。 まずロックを弾くときには欠かせないペンタトニックスケールに始まり、マイナースケールやハーモニックマイナー、ドミナント7thさらにドリアン、フリジアンなどのチャーチモードなど。 でもそれらすべてのスケールポジションを覚えようとするのはものすごく困難でした。 ‥というか覚えるのはあきらめました〔笑〕 いくら頑張って覚えようと試みても単純作業に途中でイライラしてくるので。 原因はなんといってもスケールをひたすら弾くという作業に音を楽しむという事から大分かけ離れていたからだと思います。まあ練習法が悪かったと言えばそれまでですが‥。 ・アドリブが様にならない‥ そもそもスケールだけ覚えてもいざバックのコードにアドリブで合わせようとスケールの音を適当に弾いてみてもなんかイマイチなんですよね。 コードとスケールの音が合っているようで微妙に合ってない感じがする。でも○○コードには○○スケールで合ってるはずなのに‥ それでなんでだろうと!よくよく調べてみると、○○スケール内の音でも○○コードに重要な音とそうでない音が入っていることに気づく。 なんかアドリブプレイが素人丸出しになってしまう原因はここなんですね。 試しにその頃よく聞いていたジョーサトリアニのサマーソング[アドリブではないけど]の楽譜/タブ譜を参考にコード進行とソロの関係を照らし合わせてみるとわかりました。 さすがジョー、重要な音[コード構成音]とそうでない音の使い方が絶妙でした。ギターソロがが流れるようにコード進行を追っていました。 それは特にコードとコードの移り変わり目部分のところでより明白です。 極端な話ですがコードのはじめだけそのコードの構成音[重要な音]のどれかを弾いていくということをしていました。 例えばコードCならC、E、Gのどれかを弾いていました。 それ以外は合うスケールを適当に弾いていてまたコードが変わる間際にコードの構成音を弾いていくといった具合です。 それをなるべくコード進行の前後関係からソロの響きが全体の雰囲気を壊さないように弾いていました。 ちなみに理論じゃなく耳で感じるコード進行とソロの雰囲気は、コードのはじめは重要な音[コード構成音]を弾くことによって雰囲気を落ち着かせて、それ以外は重要じゃない音[コード構成音以外]も混ぜることによって雰囲気を緊張させたりしてメリハリを付けている感じです。 音楽理論的にはコードの構成音を気にしながら弾いていくといった具合なんだと思いますけど耳でコード感を正確に感じ取れるようになれば無理にギタースケールを覚えるようなことをしないでもギターソロが様になるような気がします。 そのことからもギタースケールをただ覚えるより重要な音とそうでない音の響きの違いを耳でたくさん体感した方がより実践的だと思います。 元々理論は体でコードの響きを覚えた人が頭で考えたらどうなる?と思って解いていったら○○スケールや○○コードという発想になったと思うからです。 なので基本的に後付の世界。だからコードやスケールのことを一切知らなくてもバックに流れるコードの響きを覚えてる人はそれに合わせてソロが弾けたりジャムれたりできます。 頭で理解しないで体が勝手に合う音と合わない音を振り分けて弾いていければ良いと思います。 ちなみに私もスケールポジションを覚えるのは断念してしまいましたけど適当に弾いてるうちに今○○スケールを弾いているといった事をわかっていなくても、コードの響きや流れから指が勝手に合う音を探しにいっていいる。 コードに合わない音を弾いたら体が軽い気持ち悪さを覚える。それを頼りにスケールINやOUTを考えてソロを作っていく感じです。 たぶん音楽理論の考えはこんな感じでいいんだと思います。‥ロックなら(笑)。ジャズは無理だけど! |
2013年3月20日水曜日
コードとスケールの音が合っているようで微妙に合ってない感じがする
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