http://www.geocities.jp/kenzo1999_1/ukulele/ukulele6.html
ウクレレはじめました 6
6.1.五度圏円盤 ( Circle of Fifths )
MATT小林さんのブログ(下記)を参考に携帯用の五度圏円盤を自作しました。ウクレレの主要なコード一覧も掲載されたのでそれも活用することにしました。(2011/1)
http://blog.goo.ne.jp/goomatt/arcv
6.1.1.五度圏円盤の作成方法
- 五度圏円盤のPDFファイルをダウンロードしてA4用紙に印刷します。
circleof5th.pdf へのリンク
この五度圏円盤は OpenOffice3.2 の Draw(図形作成)で作成したものです。
MATTさんの五度圏円盤( NUA 2003年7月例会資料より )はシンプルなものだったので、自分なりに手を加えてみました。Draw文書のファイルサイズが大きくなってしまったので、PDFファイルにエクスポートしたものを掲載します。Drawは図形のサイズをcm単位で確認できるのでCDの大きさに合わせるのが楽でした。
- 1ページの2つの円盤を印刷して切り抜き(1つめは内側の円を切り抜く)、大円、小円を回せる構造にして利用します。私は、CD-Rメディアの50枚セットなどに付いている透明円盤に大円を接着剤で張り、円盤の回転部分は透明CDケースを利用し、ウクレレコード表や利用方法を記載した用紙などもケースに入れて持ち運べるようにしました。
- 2ページの2つの四角を枠線(12cm×12cm)で切り取ってCDケースに入れます。
6.1.2.五度圏円盤の利用方法
五度圏円盤 (ドミナントモーションサークル)の利用方法についてはインターネットを検索するといろいろと詳しい説明が見つかります。普段利用しそうな項目だけ記載します。
五度圏円盤(CIrcle of Fifths)は、完全五度の関係に有る長調(例:Cに対してG)を時計回りに円配列した物で12の長調が全て示されています。
① 譜面の調号(♯、♭)から調名が分かります。
(例)♭3個は、変ホ長調(E♭)またはハ短調(Cm)
② 外円のCと内円のAと合わせれば並行調が分かります。
(例)ハ長調(C)の並行短調はイ短調(Am)
③ トニック(主音)の左右を見れば、ドミナント(属音)、サブドミナント(下属音)が分かります。(その調の主要3コード(スリーコード)が分かります)
(例)Key=Cの主音Cに対しては左右にGとFがあるので、スリーコードは C,F,G(G7)
④ 代理コード(裏コード)が分かります。
(例)円盤でGの反対側はD♭なのでG7の代理コードはD♭7
Key=CのⅠ→Ⅳ→Ⅴ7→Ⅰコード進行(C→F→G7→C)のG7の代わりにD♭7が使える
⑤ 2つの円盤をズラして▲マークをあわせて時計回りに見るとダイアトニックスケールコードの構成音が分かります。
(a) 外、内、外の順に見るとメジャーコード
(例)C(外)、E(内)、G(外)→C=C,E,G
(b) 外、内、外、内の順に見て最後を半音下げるとメジャー7コード
(例)G(外)、B(内)、D(外)、F#(内)→G7=G,B,D,F
(c) 内、外、内の順に見るとマイナーコード
(例)A(内)、C(外)、E(内)→Am=A,C,E
(d) 内、外、内、外の順に見るとマイナー7コード
(例)A(内)、C(外)、E(内)、G(外)→Am7=A,C,E,G
などですが、インターネットで見つけた情報の受け売りですので、間違っているかも。
6.2.五度圏円盤を利用した移調について
ウクレレがエレキギターのようにロングネックであれば、歌い手から「この曲はキーを上げて歌いたい」と言われても、カポタストを利用すれば簡単に移調できますが・・・
五度圏円盤を使えば、譜面のコード名(G7とか)を移調したコード名(B7とか)に簡単に変換できます。
(例)Key=Cの譜面のコードをKey=Fに移調する場合
① 円盤をずらして内円のCと外円のFを合わせる。
すると内→外が、C→F、D→G、E→A、・・・の並びになる。
② 譜面のコード名を内→外で変換する。
臨時記号やコードのmや7などはそのまま変換する。
例えば、C7→F7、Ddim→Gdim、Em→Am、・・・
コード名が分かっただけで弾ける人なら簡単でしょうね。私はそのレベルに達していませんので、コード表付を作りました。
Create : 2011 Jan
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