1-2 ウクレリストの音楽理論(ソロウクレレアレンジ編)
http://ch.nicovideo.jp/ginganinegaio/blomaga/ar83799
はい。
メロディの楽譜はないが、ネット上など弾き語り用コードがあった場合、でしたね。
デイ・ドリーム・ビリーバーをソロウクレレアレンジにしながら解説します。
1,メロディの耳コピ
はい、耳コピします。ここから始まります。
・・・拒否しないでください、帰らないでください、誰でもできます。
コツ・・・というまでもないですが、コツみたいなのはあります。
1,1 キー(調性)を見つけよう
音は全部でドから半音階で12個です。そのなかから探すのはめんどくさいです。ですが、キーがわかると7個に絞れます。
これはGメジャー
これはE♭メジャー
(キーというのは、ト音記号の横に何個シャープやフラットが付いているかです。)
12択から7択になるのですっごくラクです。
左の12個から探すのと、右の7個から探すのなら断然右がラク
シャープやフラット、ナチュラルなどの臨時記号がついた音はあんまりでてこないはずです。
では、キーを見つけましょう。
キーの見つけ方
あらかじめわかっているコード進行を見て、そこから判断してみましょう。以下のどれかに当てはめて探してみましょう。
ぱっと見て判断するときはだいたいこんな感じです。
1、最初と最後のコード、それがそのキーの場合が多いです。
2、全体からメジャーコードを探します、普通は3つあるはずです。
CとFとGならCのキー、EとDとAならAのキー。となりあってないやつです。
3、セブンスのついたコード(ドミナントコード)を見つけます。
C7があるならFのキー、E♭7があるならA♭のキーです。
※なかなか当てはまらない場合もあります。
例題
URLで各曲のコードが載っているサイトに移動します。正解と解説は反転で見れます。ちょっと考えてみましょ。1 デイ・ドリーム・ビリーバーhttp://www.geocities.jp/abcd_eplp/chord/daydream.html
正解:G
解説:主に使われているメジャーコードがG、C、D。そして、最初と最後のコードがG。
途中にでてくるAのコード(本当はおそらくA7)は、セカンダリードミナントというもので、わざとキーの音以外の音で出来た和音を入れてます。Aの次のD(これも本当はD7)に行くようにドミナントコードを使って導いています。7がついてませんが、ドミナントコードはD7です。
2 カントリーロード
http://ja.chordwiki.org/wiki.cgi?c=view&t=Country+road&key=3&symbol=
正解:F
解説:Fで始まりFで終わってます。
使われているメジャーコードがF、C、Bbです。
これも7がついてませんが、ドミナントコードはC7です。
3 風になる
http://gakufu.gakki.me/m/data/DT12643.html
正解:C
解説:歌い始め「わすれてい”た”」がC(”た”の部分が1小節目です)、最後がC。
C、F、Gのコードがあります。D(D7)はさっきと同じ、セカンダリードミナントです。
Fmはサブドミナントマイナーといって、フォーク系の曲によくある気がします。
A♯dimはパッシングデミニッシュと呼ばれるもので、前後のつながりを滑らかにする役割です。
これも7がついてませんが、ドミナントコードはG7です。(1つのスケールの7つの音から出来ているコード7種類をそのキーのダイアトニックコードといい、
それ以外のシャープなどがついてしまうコードをノン・ダイアトニックコードといいます。
セカンダリー・ドミナントはノン・ダイアトニックコードの使用法の中でも一番多く使われる方法だと思います。)
いろいろ考えてもわからなかったら、メロディを耳コピしながら探すしかないです。
全体をみて、ダイアトニックコードとノン・ダイアトニックコードに分けて、そこから判断することもできます。
(次に投稿予定のスケール、次の次に投稿予定のコードで詳しく説明します。)
1,2 メロディーを耳コピしよう
耳コピができない?いやいや、だれでもできます。普段、音楽を聴いて歌えますか?
カラオケで歌えますか?
歌を聴いて歌えるということは耳コピできてることです。
ただ、楽譜上のどの音かわからないだけです。
なんかめちゃくちゃてきとうな話ですが、聞いた音を声で音程を取れるならば、耳コピができてるも同然です。
きっとできます。あとはガッツと慣れ。
自分はめちゃくちゃ音痴で絶対に耳コピなんかできないと思ってましたが、慣れてできるようになってきました、一緒に頑張りましょう。
では、声を出しながらウクレレを弾いたりして音を探してみましょう。
どうしてもわからなかったら、チューナーに向かって歌いましょう。
チューナーが何の音か教えてくれますw
シーケンサーソフトで打ち込んで確かめてみるのもいいかもしれません。
ここで、先ほど調べたキーが役に立ちます。
どう役に立つかというと、メロディーはそのキーの7つの音のどれかなはずです。
わかんなかったら、キーの音からあてずっぽで。
こんな感じで一通りメロディー譜を作ります。
2,作った楽譜にコードを書く
コードか変わる瞬間の位置を間違えないよう注意していきましょう。3,押さえ方を考えてTAB譜を作る
メロディーがトップノートになるようにそして無理なくできるコード押さえ方を探ります。基本的にコード変わるとき(1拍目や3拍目など)にじゃらーんとコードを弾くだけ。
もしメロディーが速いフレーズならば、コードを弾くのは大変なのであきらめましょうw
またメロディーが長い音や1小節メロディーがないところはコードをじゃかじゃかしてみたり、
しゃれたフレーズを入れるといいかも。(やりすぎて自分が弾けなくならないように・・・)
これで完成です!
4,キーの変更
ただ、ソロアレンジするときにウクレレの弱点が・・・それは・・・音域が狭いのでメロディーが弾けない・・・
だいたいのウクレレの音域は3弦開放のドから1弦12フレットのラや15フレットのドらへんのほぼ2オクターブですよね。
ローGの方は下に4度広がりますが・・・。
そこで、これを解決するにはキーを変えるしかありません。
またアレンジしてみたけど、ウクレレじゃ弾きにくいコード、あまり使わないコードばかり・・・
E△やG♯mなんて弾きたくないですよね・・・自分はE△が嫌いですw
そんなときもキーを変えちゃいましょう。
その方法はまたー。
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