みなさん、おはようございます。
セブンスコードの仕組みは理解できましたか?
今日はさらに音を重ねてみましょう。
音を3つ重ねると、トライアド。4つ重ねるとセブンスコードになったね。
音を5つ以上重ねることもできるんだ。
5つ以上重ねたコードを「テンションコード」っていうんだよ。
テンションってあれか?
うっひょーっ!!!!ばりょ~~~ん!!ずんずんず~~~~ん!!!!
・・・てやつか?
テンション高いね・・・
音楽でいうテンションとはそういうテンションではありません。
テンションとは、日本語で「緊張」という意味です。
その名の通り、音楽に緊張感を与えることができます。
じゃあ、セブンスコードに音を重ねてみるよ。
こんな感じだね。
ルートから数えて、5つめ、6つめ、7つめの3つの音を「テンション」と言います。
7の上だから、9th、11th、13thって呼びます。
読み方はそれぞれ「ナインス」「イレブンス」「サーティーンス」です。
ちなみに、13thより上はないんだ。
なぜなら、13thの次の音は、ルート(ド)の音に戻ってしまうからだよ。
でも、9th、11th、13thって、音でいうと、「レ(D)」「ファ(F)」「ラ(A)」でしょ?
これって前に習った音程でいうと、
長2度(M2)、完全4度(P4)、長6度(M6)と同じことじゃないのかしら?
良い所に気がつきましたね。
たしかに、 9th、11th、13thは長2度、完全4度、長6度と同じ音です。
では何が違うのかというと、テンションコードは、「セブンスコードの上に積み重ねる」ということです。
例えば、上の譜面の例でいうと、
「レ(D)」「ファ(F)」「ラ(A)」をテンションとして使用するためには、
その下に「7th」の音、つまり、「シ(B=長7度)」か「シb(Bb=短7度)」がなくちゃいけないんだよ。
ただし、addコード(後述)のように、特別な例もあるよ。
上の譜面の9th、11th、13thはテンションの中でも、「ナチュラルテンション」と言います。
テンションには、「オルタードテンション」といって、#や♭をつけることもあります。
うわーーー、なにやら難しくなってきたぞ・・・・。
うん、ちょっと難しいけど、落ち着いて整理して考えてみよう。
9th、11th、13thにそれぞれ#や♭をつけてみよう。
ふむ。
#9th、♭9th、#11th、♭11th、#13th、♭13th
の6種類だな。
そうだね。でもちょっと待って?
なんかおかしいことに気づかないかな?
はっ!
♭11thって、ファ(F)を♭させることだから、ミ(E)と同じ音になっちゃうわ!
あと、 #13thも、ラ(A)の#だけど、シ♭(B♭)と同じ音だわ。
そうですね!
同じ音ではテンションになりませんから、♭11th、#13thというテンションは存在しないことになります。
つまり、まとめるとこういうことだね。
ナチュラルテンション
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9th
|
11th
|
13th
| |
オルタードテンション
|
#9th
|
♭9th
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#11th
|
♭13th
|
なんだ、たった7種類しかないのかよ。
そうなんです。たった7種類です。
ではこのような色々なテンションは実際にどのように使うのでしょうか。
ちょっと休憩しましょう。
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